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消失少女
完かな?


『…ぅん?』

目が覚めたところは真っ白な部屋。

多分病院だと思う。


ギュッ


『え……?』

右手を強く握りしめられた気がして手元を見ると私の手を掴んだままスヤスヤ寝ている総悟が横にいた。


「…時雨……。」

『 総悟…ありがとう。』


久しぶりに外が見たくて土方さんが置いてってくれたのだろうか側にあった羽織りを着て病院の屋上に行った。

総悟に毛布をかけるのを忘れずに。


『さぁ…行きますか……。』






一つ失敗を残してしまった。





「ん……時雨…?」



何も知らない総悟が探し回っている事も知らずに私は屋上に行ってしまったことを。




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あきゅろす。
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