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日本(+伊)
ある日、イタリアが私のもとに手紙を一通持ってきました。

「アイヌ(仮)ー日本から手紙が来てるよー」
ありがとーイタリア。
「ねっねっ?何が書いてあるの?」

手紙を開けてみると、

あめ玉が一個。
ころん。

「ヴェ?アメだけ?他には??」

なにもない。
良く、届いたな。

また、次の日も

あめ玉が一個入った手紙が届きました。

また、次の日も。

なんだか私は微笑ましくなりました。

「どうしたのーアイヌ(仮)?」

ふふ。
こんなことされると日本に帰ったら、2次元の魔女っ子コスプレでもなんでもしてあげてもいいかなーって思えるね♪
なーんて。
「ああーいいねぇ。
もしかしたら触手プレイなんてされるかも」
愛されてるねー♪

いや、それ違うだろ!








「ただいま、日本」
イタリアから帰国して、家に着くよりまず、日本に会いに来た。
「お帰りなさい」
長い間っていうわけじゃないけど、

久しぶりに顔を見ると照れる。

「少し休んだら、せっかくですので、どこか出掛けませんか?」
貴方が日本を離れてる間にいろいろ出来たんですよ。

いいですね。どこでも良いですよ、秋葉原でも新宿でも秋葉原でも池袋でも秋葉原でも上野でも…秋葉原でも。
どうしよう。





何事もなく過ごしている。
変わった場所に行くわけでもなく、変わった格好をするわけでもなく。

ホッ、良かった。フツーのデートだ。

「あー♪日本発見!!」
アイヌー(仮)♪

「おや、イタリア君」
おひさしぶりです。

げ。
イタリア。

なんで日本にいるんだろう。

「うん。訪ねていったらアイヌ(仮)とデートだっていうから遊びに」

来るな。
邪魔するな。
わかってんなら来日するな。

「でも普通のデートだね」
!!
そういえば、あの発言!イタリアには聞かれてるんだった!!

「何がですか?」

聞くな、日本!

「手紙のお礼にアイヌ(仮)が『魔女っ子コスプレデートしても良いかな』っていうから見に来たのにー触手プレイなのにー」

なおさら来るな!!!
触手は私じゃない!

…見てる。
めっちゃこっち見てる。

「に…日本?」
「なんだ。行ってくださったら良かったのに」
出来れば言いたくありませんでした!

日本が希望するなら断らないくらいには感謝してるってことで…ちょっ…と日本さん?

「まだ、時間はありますね?行きましょうか」
じゃあ、すみませんがイタリア君。また。


 イタリアー助けろ!!




 
100823
アイヌ(仮)定着かい!?



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