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ボンゴレヴァリアー
 
フランはだいぶ、幻術を覚えたよ!
 
「試してみたくなりますよねー」
 
そういってフランはわたしの手に乗るほどの仔猫をおいた。
 
ちいさ!かわい!!
 
仔猫はわたしの掌で大人しくわたしをみてる。
 
「うわ!ちゃんと感触ある〜!」
 
指から伝うふわふわのさわり心地と体温。これも幻覚なんだって忘れるよ。
 
フランも確認しようとなでようとしたら
 
「あ!」
 
仔猫は、するりとわたしの掌からとびおりた。
 
「…ミーってネコに嫌われるタイプでしたっけー?」
 
仔猫は辺りを駆け回る。
 
なんだか本物のネコみたい。
 
仔猫はダーッと走り、鰹を担いだ男の人に飛び掛かった。
 
「おなかがすいてたんですねー」
 
「鰹にかじりたかったのか、あの男の人にかじりつきたかったのか…」
 
男の人は仔猫を退かそうとするが一応、幻覚だ。普通には触れない。
 
あの人にとっては、ホログラムがまとわりつてるような感じかな?
 
「すみませーん」
 
わたしたちは慌てて、仔猫を消して謝りに行った。
 
「ゔお゙おい、今のはてめーらかぁ?」
 
…あれ?ちょっと怖いオニーサンかな?さすがにわたしも引くわー。
 
そう思ってたんだけど、フランが。
 
「大丈夫ですよーノイン。ミーがいますから」
 
って!!!
 
「ガキ…。見たところ、貧民窟のガキどもだなぁ!!どこにも属して…」
 
睨んでるよ!
 
「決めた!」
 
わたしとフランはこの怖いオニーサンに引きずられていった。
 
「「ひとさらいー!!!!!!」」
 
 
 
「ししっ。ソレなに?」
 
またヘンなの出たよー!!!!!?
 
 

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