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六道骸
 
誰かが焚き火をしてるみたい。
 
 
 
わたしとフランは薄暗い、裏通り界隈で大道芸を練習していた。
 
フランが「やってみたい」っていいだしたからね。
 
うん。フランはわたしと違って器用だから出来るんじないかな。
 
将来、食べていけるようになるといいよね。
 
まあ、わたしが今の職場を大きくなっても辞めてなければ暮らしていけるとは思うんだけど。
 
でも大道芸人になるのも楽しそうだよね。
 
 
 
がんばれフラン!
 
 
 
今は手品を始めた。
 
取り出しましたこのボール、消してみせ…
 
 
 
ボッ!
 
 
 
突然、手に持ってたボールが燃え出した。
 
 
 
「!フラン!!危なっ…」
 
「…大丈夫です、ノイン。これ、熱くないですよー」
 
…ソレ、フランがやってんの?
 
安心したけどシンゾーに悪いよ!
 
 
 
フランは違う、と首をふる。
 
 
 
なら、早く離しなよ!
 
ペッ!しなよ!
 
 
 
「クフフッ、幻覚ですよ」
 
 
 
話しかけてきたのは焚き火をしてる人!
 
 
 
「あなた、興味があるなら教えましょうか」
 
 
 
幻術かあ。
 
 
 
「めんどうですねー?」
 
 
 
確かに覚えたら大道芸人の道、一歩全身?
 
 
 
「わかりましたー。ノインがそういうので師匠と呼ばせてくださいねー」
 
 
 
 
 

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あきゅろす。
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