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捧げ物☆
ablaze ハオ/切/采香様へ

僕の思いは
輝いて













輝いて












燃え散る・・・。


*ablaze*

絶対健全じゃない
歪んだ愛情。

何度も押し殺してきた感情。

でも君はそれを呼び戻した・・・。

「ハオ。」

「来たんだね・・・。」

君は深夜2時ごろやって来ては
僕の心を揺さぶっていく。

「うん。暇だったから。
相手して欲しくて。」

「そう。」

君には帰る場所がある。
でも、君をただ待ってる
自分がいる。

「話しましょう?」

君はそう言うと、僕の隣に腰掛けた。

いつか切れる程度の関係。
分かってる・・・けど・・・

「いいよ。」

僕は頷くと、今日あった話など
色々な話をした。
君はそれに対してうんうん
頷きながら聞き入ってた。

逢えば僕はきっとトクベツ
なんだって思えた。

「それでね・・・」

僕がチラッと采香を見ると
君は僕じゃなくて、
もう一人の僕を見ていた。

寂しいだなんて言えない。
僕のプライド。

「それで?」

君は僕に話の続きを急かした。

「あぁ・・・。それでね、」

いい加減目を覚まさなくちゃね・・・。
手遅れになる前に。

一時間くらい経っただろうか。
采香は急に立ち上がった。

「もう帰らなくちゃ。」

「そう。分かった。」

君はそう言うと
さよなら。と言ってテントから
出て行った。
僕はそんな君の背中を見届けた。

ドサッ・・・。

僕はベットに倒れこむと
目を閉じた。

目を閉じれば君が僕だけを見て
僕だけに笑ってくれるのにな・・・。











君の事愛しても











愛しても










辛くなるだけ。
好きになればなるほどに・・・。













僕の目からは
何度目か分からない
モノが頬をつたって
零れ落ちた。

















end




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あきゅろす。
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