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海雫(ナミダ)のかたち
私のこの体躯のどこまでがあなたなのか
あれ以来私の心に星はひとつも零れないの
らん。ららん。らら、ららららん。ららん。

別にあなたが嫌いになった訳じゃ無くて
境目が分からなくなっただけ。
今日は眩暈が少し酷いの。
きっと星の流れるあなたの眼にあてられた、から。

街は幸せに満ちた鐘の音が鳴り響きだす、
やがて私の涙はあなたの形にしか出て来やしないのに


別にあなたが嫌いになった訳じゃ無くて
境目が分からなくなっただけ。

「きみのみみをたべたいよ」
そんな甘い言葉を未だ言得るのね
森よ。あなたは枯れる事の無い森。
星を取っては埋めてまた埋めて、
そうして出来た森を敷いて居睡りばかりする
そんな甘い言葉を未だ言得るのね

私のこの体躯のどこまでがあなたなのか
あれ以来私の心に星はひとつも零れないの
いつか
私は幸せに満ちた鐘の音を取り戻す、
けれど私の涙は最後まで、あなたの形を忘れないでしょう。
らん。ららん。らら、ららららん。ららん

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