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ひとつになりたい坂(詩)
ひとつになりたい坂を
下って
海を見つけた。
ひとつになれない海に
沈んで
城を見つけた。
ひとり、ひとり、ひとり、ひとり、ひとり、城には
たくさんの
ひとりが暮らしていた。
ひとりしかいない城には
母親が居なかった。
〜〜〜〜〜〜狭くて、苦しくて、一寸(ちょっと)汚くて、苦くて、心地良いへその緒坂を上っていく。
そういえばあの坂はそういう名だった。
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