word
風
昼下がりの窓辺いすわって
風光る眼差しに送るサイン
何かを追いかけて太陽を目指す
確かな理由を持たないまま
そうきっと初めから
離れたら駄目だったの。
もうどこにも行かないで
そんな我儘だって言える。
今なら
お互いが夢を追って
離れ離れになっていたあの日
[急に会いたくなって...]とか
キレイな事言って。
アナタは突然、夜行バスで
東京を飛び出してきたのよ。
気紛れな風が想い出
捲って行く度届きそうになる
時を越えたらそこに、
まだアナタがいる。
あれから7度目の春が来たよ。
アタシはアナタの分まで生きてます。
覚えてるの言葉の端っこまで
アナタのままの、手紙
そうきっと初めから
離れたら駄目だったの。
もうどこにも行かないで
そんな我儘だって言える。
気紛れな風が想い出
捲って行く度、届きそうになる
時を越えたらそこに
まだアナタがいる。
もうどこにも行かないで
そんな我儘だって言える
姿が見えなくても、
通じ合っている。今なら。
[過去へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!