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たまごなおはなし
『ガリレオン』 -自己紹介- 1

さて、みなさん、お話しの始まりですので自己紹介をしておこう。僕の名前は鵜川タケシ小学6年生の12歳。クラスでも平凡で平均的な成績で、特に目立つこともない。だが、こんな僕にも普通にあだ名が付いている。そのあだ名はと言うと「ガリレオン」だ。

このあだ名が付いたのはごく最近なのだ。それまでは「カメレオン」で、苗字からも名前からも連想しえないあだ名だろ?でも結構気に入ってたんだ。先に語っているけれど僕は目立たない。それは存在感が薄いということで、まるで壁や教室と一体化しているみたいだと何度も言われるうちに、柴崎コウタが突然「お前、カメレオンみたいだな。」って言ったことが始まりだった。それが小学三年生の頃の話しだ。

カメレオンと呼ばれるようになってから、何故か人気が上がってしまって、影が薄い、と言う僕の特技が消されてしまったんだ。そしたあだ名が変わった。
ドラマがきっかけになって、映画化されたことで有名になったあの教授と名前が似ていることから、またも柴崎コウタが俺にあだ名を付けた。それが「ガリレオン」だ。柴崎コウタが言うには、元々のあだ名のカメレオンとガリレオをミックスさせたんだと言う。何故、ガリレオがミックスされたかと言うと、僕が入っている学校のクラブに関係している。そのクラブは「答えを探そうクラブ」。要はふと気付いた疑問の謎を解き明かそうという先生の発想から出来たクラブで、僕はその部員なんだ。
そう、あの教授が科学で色々な謎を解き明かし、謎に答えをだしたこと。このクラブはそれに似ているんだ。まぁ、科学ではなくて、うーん、論理?いや、僕が思うに「理屈」で解決しているクラブだ。

そんなクラブで数点の疑問があがって、それらの謎を解決した話しをしたいと思っているんだ。どうだね?その謎が気になるかね?でも、まだ話せない。けれど、それらの謎は実に興味深くて、僕の頭脳はフル回転したんだよ。それは実に面白い答えを導いてくれたのさ。

ま、予告としては実にくだらない話しをしてしまったが、僕、鵜川タケシと相棒の柴崎コウタのことだけは、忘れずに頭の片隅に置いておいてくれたまえ。では、失礼するよ。





コメント: 予告編です。
この予告編とあわせて、全5話ですので、最後までお読みくださいましぃぃ


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あきゅろす。
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