テニスの王子様
ラテンな苦労人
「やめんか、赤也!」
あと数センチで打たれるところでおっさんがワカメを制した。
「放せよ!」
「馬鹿者!」
バッチーーーンッ!
本日二度目のビンタですね☆
いい音してるから相当痛いはず…。
「てめえ…。」
うわぁ…。
先輩に向かって暴言吐いてますよ。(自分のことは棚上げ)
どうしよう?どうしたらいい?
「赤也!」
テニスコートからまっすぐに走ってくる黒人さん。
確か“四つの肺を持つ男”…だった。牛?いや、牛は胃袋か。
「ジャッカル!赤也を押さえろ!」
…見事な連携プレー見ちゃった。
黒人さんがおっさんの代わりに鮮やかにワカメを押さえたと思ったら、おっさんがワカメの項辺りに手刀を繰り出した。
ワカメ、敢えなく撃沈☆
危険は去った…(遠い目)
「馬鹿者!!」
「ひゃわっ?!」
急におっさんが振り返って私に怒鳴った。
怒りたい気持ち、解るから何も言えない。
別に悔しくはない。だって今のは完全に私が悪かった。
「…生意気言ってすみませんでした。それと、助けていただいてありがとうございます。」
私は深々と頭を下げた。
「む、…いや…。」
おっさんは私が謝るとは思わなかったのだろう。困った顔をして口をつぐんだ。
「えと、黒人さんもありがとうございました。」
「ジャッカル桑原だ…。」
「桑原先輩ありがとうございます。」
すかさず訂正。
だってこの人すごくいい人オーラ出てるんだもん。
瞳が優しいせいだと思う。
そして何より…。
スッゴク苦労してそう…。
いい人過ぎて何もかも押し付けられるって感じ☆
可哀想だから名前で呼んであげた(上から目線)。
「ところで、お前、誰だ?」
もっともな質問ですね☆
流石、苦労人は常識があったね!
「申し遅れました。私、一年の秋山香澄と申します。春日桜の友達です。」
「そうか、春日の…。今日は一体何があってこんなになったんだ?」
「…平たく言えば、私は桜をテニス部マネージャーにされたことに腹を立てているのであちこちで毒を吐きまくってました☆」
あ、桑原先輩肩を落としてる。そうだよね、呆れるよね。
これが正常な反応だよ!
私はテニス部が嫌いだけど、桑原先輩のことは好きになれそうだ。
______________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あとがき
こんばんは(^^)/
はねうさぎです。
立海3人目はジャッカルさんでした☆
赤也さんを止めるのに、柳さんかと思ったんですけど、一番苦労しそうな話なのでジャッカルさんにしました。
でも短い上に大して出てきてないね…(-_-;)
さほど苦労もしてないな…( ̄□ ̄;)!!
駄文ですみません(o_ _)o
誤字脱字お気軽にどうぞ(^-^)ノ~~
2009*4*9修正
2011.01.25修正
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