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テニスの王子様
episode 桜の心


香澄は可愛い。

お菓子も料理も出来るし、家のお手伝いもしてるし、ヒトへの気配りも出来る。

小学校の時に友達になってから、香澄は一番の仲良し。
妹みたいにくっついてるかと思えば、お姉さんみたいに私のことを護ってくれる。
この間だって、上級生からの呼び出しにもついてきて必死に護ってくれた。
それ以前に、そういう事態にならないようにもしてくれた。


こんなにいい子、他にはいない。


今だって、気疲れからか私の肩に頭を預けて熟睡中。
本当なら香澄はこの合宿に来なくても良かった。


ただ、私のワガママ。
料理音痴は本当だけど、ほとんど知らないヒト達の中に入っていく勇気は無かった。

香澄に傍にいて欲しかった。
それだけの、理由。

香澄は優しいから、二つ返事で引き受けてくれた。


可愛い可愛い香澄。
香澄が居てくれるだけで私は元気になれるよ。





「あれ?秋山の奴、寝ちゃったのか?」

「先輩、しー。香澄が起きちゃうじゃないですか。」

「わり、それにしても寝顔は割と可愛いな。」

「…、先輩駄目ですよ?香澄は渡しません。」

「……。秋山の桜溺愛っぷりも相当だけど、お前の秋山に対する溺愛も相当だな。」


そんなの当たり前。
香澄は私の大切な大切な親友なんだから。





______________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

あとがき

閑話休題でした。
ヒロインちゃんが眠ったあと、バスの中で繰り広げられた会話です(≧▽≦)/

2009*2*19

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あきゅろす。
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