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テニスの王子様
放課後


学校が終わると、香澄は用事がなければ一目散に帰って行く。

香澄は、自分のマジックを他人に見てもらうのも好きだが、常に新しいタネを考えることに大半の時間を当てていた。
誰もが驚くトリックを考えるのが好きなのだ。
かつての自分が、祖父のマジックに魅いられこの道を目指したように、一人でも多くのヒト達にマジックの素晴らしさを知ってもらいたい。
あの時の自分のように感動してもらいたい。

その想いに突き動かされ、香澄は今日も脇目も振らずに帰って行く。





家に帰り、部屋にこもってしまうと時間が過ぎるのは早い。
気が付けば夕飯の時間も過ぎてしまう。
香澄の両親は共働きで帰ってくる時間もまちまちだ。
祖父が生きていた頃は、両親が戻るまで祖父と一緒に過ごしていたものだった。

「ご飯作らなきゃ。」

若干切なくなったお腹を擦(さす)りながら香澄は冷蔵庫の中を眺めた。

「…何も無い…。そう言えば買い物頼まれてたっけ…?」

冷蔵庫横のホワイトボードには買い出しメモが貼り付けられていた。
香澄はそれを持って家を出た。





______________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

あとがき

誰も出てきて無いですね…(-o-;
更には短い…orz


2009*3*19

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