テニスの王子様
入学式
4月
桜の花弁がヒラリヒラリと視界を染めるように舞散っている。
青春学園高等部前
ここに一人の女生徒―秋山香澄―が期待に胸膨らませて佇んでいた。
「あれ?」
香澄が教室へ向かう途中。
桜の木の下で眠っている男子生徒。
「(起こした方がいいかな?)」
香澄はおもむろに近付き、握りこぶしを男子生徒の顔の前に突き出した。
「キミ、起きないと遅刻だよ?」
「ん…。」
男子生徒がゆっくりと目を開いた。
ポンっ
香澄の手から出てきたのは霞草。
男子生徒は目を真ん丸にして驚いている。
その驚いた顔に香澄はにっこりと笑った。
その笑顔に男子生徒はドキリとしていた。
「入学式始まるよ?遅れ無いようにね?」
香澄は霞草を男子学生に渡して校舎へと向かった。
「変な奴…。でも笑顔はいいじゃん。」
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あとがき
青学編始めました(^^)/
名前が全く出ませんでしたがリョマです(^^;
2008*12*30
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