本編番外
2
「蒼介、お前直と知り合い?」
直が出て言ったあとの騒ぎもようやく治まってから暁が聞いてきた。
「別に。
さっきが初対面だ。」
「あいつ、この俺の誘いは断ったくせに、蒼介は自分から誘うって軽くヘコむんだけど。
お前の方がイイ男なわけ?」
「・・・・・安心しろ、お前の方が良い男だと思うぞ。」
そう、俺は酷い男だと思う。
現に、何か言いたげな俊太郎と拓也の視線を無視している。
きっと、直のことを心配しているのだろう。
時々、思う。
俺はどこまで堕ちていくのだろう―――
・
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!