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京七つれづれ語り
源氏物語
子七緒ちゃんの登場以来、いろんなHPで「京楽さん光源氏説」「七緒ちゃん紫の上」と言われているのを見ていると、
結構いろんな人が萌えポイントを刺激されてるんだなあ、と楽しくなります。
 
 確かに、女の子を自分好みに育てるという点では「光源氏と紫の上」なのですが、
ビジュアル的には同じ物語中の別のカップルを推したい。

それが玉鬘と髭黒の大将です。

大雑把に説明しますと、玉鬘さんは源氏の親友と夕顔さんとの間の娘で、
源氏が夕顔の恋人だったことから、養女として引き取られます。
 美しい彼女には求婚者が殺到。
それも、おしゃれで美男子で若くて経済力もあって、って感じの人たちばかり。
父親代わりの源氏からも口説かれたり、
宮中へあがって帝にお仕えするなんて華やかな話も出てきたりで、
順風満帆のところに、事件は起こります。
 求婚者の中で見込みがなさそうと悟った髭黒の大将が侍女に手引きさせて実力行使。
まんまと結婚することになっちゃいます。

 初めてこれを読んだときは、夢見るティーンだったこともあって、
なんてもったいないと思ったのを覚えています。
 あんなにかっこいい男がより取り見取りだったのに、髭で妻子持ちのオジサンなんかに嫁ぐなんて気の毒な、と。
 でも、玉鬘って源氏物語では珍しい勝ち組なんですよね。
 源氏の理想の人として描かれた紫の上が、子供に恵まれず、死ぬまで浮気に悩まされ、正妻のようなそうでないようなという状況からすると、玉鬘は逆。
前妻の子を育て、自分も子供を産み、出世する夫を支え主婦として確固たる地位を築いていきます。
(詳しいことは源氏物語を読んでください。22巻玉鬘から31巻真木柱あたりです)

髭黒の大将ですよ。
髭です。黒いんです。
しかも武将です。
京楽さんのイメージでしょう。

ついでに源氏と紫の上は7歳違い。
紫の上14歳の時に21歳の源氏が手を出します。
今なら愛があっても即逮捕です。

髭黒さんと玉鬘は大体10歳違い。
33歳の髭黒さんが23歳の玉鬘さんと結婚します。
たとえるならどちらも社会人のカップル。
この安心感がたまりません。

しっかりしている七緒ちゃんには、目先にとらわれない玉鬘の幸せをゲットしていただきたいところです。






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