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京七小説

こういうときの京楽は素早い。七緒が胸をもみしだくのを必死にはがそうとするうちに帯が解かれていく。
 はだけられた死覇装から滑り込んだ京楽の手は、脇腹を軽く撫で、へそをなぞり、そのまま下に降りて行った。
 七緒は太ももを閉じようとしたが、もうすでに京楽の手は足の付け根の茂みに分け入り、小さな核を探り当てていた。優しくひっかくように触れられただけで体が勝手に反応してしまう。
 京楽の手なれた愛撫に思わず息が荒くなる。
「だめです。そんな。やめっ」
身をよじらせながら、七緒は懇願したが、京楽が聞き入れるはずもなかった。
「ほら、声を出しちゃだめだからね」
ますます楽しそうに囁くと、指をさらに奥へと進めた。
悔しいことに、そこはいつの間にかしっとりと潤い、京楽の巧妙な手の動きに合わせてぐしゃぐしゃとみだらな水音をたてる。
「ん……んんんんっ」
誰に聞かれるかわからない。警護の誰かが通りかかるかもしれない。
見つかれば大変なことになる。
頭の中で理性が警告する。自制しなさい。抵抗しなさい。
それがわかっているのに、できなかった。
容赦なく責め立てられ、声を押さえるので精一杯だ。
やがてたたみかけるように快感が押し寄せる。七緒は小さな叫び声をあげ、背中をしならせた。

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あきゅろす。
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