▽main▽ 4 「えーっと〜、ここどこ…?」 寮って別館なんだよな? ……聡に案内してもらった道を戻って…外に出たのはあってるはず…。 地図持ってくれば良かった!! いくら暗記力に長けていても知らなければ分からない。 「明日のために早く寝たいのに…!」 ていうか、一人部屋…なのか? なんでだろ…もし許されるんだったら二人部屋がいいんだけどなぁ… 寂しいわけじゃなくて、話す人いなくなるから! 「むー…闇雲に動いて迷うのは目に見えてるしなぁ…」 かといって今は春休み中だ。 人が通る確率も低い。 「ヤバい…マジでヤバいぞ…」 こ、こういうときって……ベンチとかに誰かいるはずなんだけど! 「あ、れ?あ!あー!!!」 いたぁー!!! (*゚ω゚)ノ ヤッターッ! 見つけた!やっぱり困ったときはベンチだよな!←なんか違う。 「あのっ!すみませ…ん…?」 「……スー、スー」 寝息ととっていいのか? え、この人外で寝てんの!?そりゃ温かいけど、まだ春先だぜ!? 「まぁ寝てるなら起こしちゃ悪いか」 起きるの待とっかな〜 でもそれだと東亜に迷惑かけちゃうしなぁ 「…それにしても…綺麗な顔してんな〜この人」 男前?てか、イケメン?こういうやつがモテるのか… 俺だって顔は悪くないのにケッ 「髪の毛さらさらだ、男のくせに…!ネクタイしてないけど…何年かな…」 赤が1年、青が2年、緑が3年で分かれてるハズだ。 「先輩だろうけど、ほんとに…綺麗」 黒い髪に赤いメッシュを入れているのもまたカッコいい。 「ん、……ふぁあ、ぬくぬくする〜、人肌はやっぱり温かいや〜」 寄り掛からなければ平気だよね、、、。 起きたら俺も起きればいいし…ちょっとだけ…。 このイケメンさんには悪いけど俺は俺の幸せを最優先させていただくとしよう。 ハーイ、睡魔ちゃんカモーンヌ〜 スー…zzz [逃げる?][追われる?] [戻る] |