視線 今日も 視線を感じる―― [ 視線 ] 最近視線を感じる――― 様な気がする。 (…誰だってば?) 任務中。 視線を感じる様な気がして振り返っても、そこには誰もいない。 (気のせい…じゃないと思うんだけど) サスケ――ではない。 アイツはオレの前にいる。 サクラちゃん――は、サスケの近くにいるから違う。 じゃあ、誰? (あ。やっぱ視線) ばっと振り返る。 やっぱり誰もいない… ふと、 上の方を見上げると… あ。 カカシ先生。 (あれ…?て事はカカシ先生が見てた…?) ばち。 目が合った。 うわっ!! なんか、変… ただ目が合っただけなのに。 「ナルトー?どうしたの?顔赤いわよ」 「な、な、なんでもないってば!!」 「何慌ててんのよ」 「――やっと、気付いてくれましたか」 さて、次はどーしよっかな〜なんて言いながらカカシが笑った。 その視線に気付いた時点で 恋は始まっている。 視線の先の恋 |