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討論会




「……どう言うことかきちんと説明しんしゃい?」






私の前にニモ






「まぁ、今ならお仕置きも軽くしてやるぜぃ?」






隣にガム男






「ほら、早く和泉先輩…?」






後ろには赤也君。
因みに抱き締めています


どんな拷問ですかコレ(泣)






『だから…えっと…‥』






言いたくない
お化けが怖かったなんてこの三人組には絶対言いたくない。
馬鹿にされる確率100%だよ






『あ、遊びに来て…』

「その荷物で…でスか?」

『ゔ…』






やっぱり荷物があるのはおかしいかな…
と言うか赤也君近い!近い!近い!
耳元に声…と言うか吐息が!!(泣)
いろんな意味でヤバいよ!!






『えっと、荷物の中に遊ぶ道具が…』

「よし、赤也とブンちゃんそのバッグの中身出しんしゃい
下着も全部じゃぞ」

『お願いします、謝ります、それだけは止めてください






そして私は赤也君の手を振り解き、今まさに開けられそうなバッグを取り返し、取り返されないようにギュッとバッグを抱き締めた。


やっぱり、言うしかないかなぁ…






「んで?此処にいた理由は?」

『……一人部屋が怖かったからです』

「「「……は?」」」

『ゆ、幽霊が出る気がして…』

「なんだよ!それなら、俺達の部屋に来ればよかったじゃねぇか」

「怖いという恐怖なんて一瞬も思わせないくらい遊んでやるきに」

『いや、それは遠慮します』






どうしよう…
この三人組と絡んでからか知らないけど遊ぶが全部アッチ系に聞こえちゃうんですけど
私も末期なのかな…






「と言うか和泉先輩可愛いッス!!」

『キャー!!だ、だから抱きつかないで(//□//)』

「こら切原君!止めたまえ!!」

「とか言って柳生も抱きつきたいんじゃろ?」

「な、ななななななななな何を言ってるんでしか仁王君!!?」

「どもりすぎじゃ」

「つか噛んでるし」






あー、せっかく私が考えた計画が一気に崩れていくー…
どうしよう、このままじゃ一人部屋に戻るか三人組の誰かの部屋に行くことになっちゃうよ…


それだけは絶対嫌だ






「と言うわけで、和泉先輩一緒に寝ましょ!」

「何言ってんだよ、和泉は俺とだっつの
飼い主とペットが一緒に寝るのは当たり前だろぃ?」

「お前らじゃ和泉は満足出来ん
やっぱり一番は馴れている俺の方が良いにきまっちょるよな?」






何ですか、このちょっとした逆ハー
だけどこの雰囲気はそんな甘い展開じゃない!
だって三人組から来るオーラヤバい
どんな風にヤバいかと聞かれたら答えられないくらいヤバい
唯一言えることは、決して綺麗な色ではないです。






「それならみんなで寝る?」

『え…?』

「雑魚寝になっちゃうけど、大きな部屋を借りてみんなで
その方が和泉ちゃんも安心出来るかなって思って」

「げ…」

「部長…」

「どっから現れたんじゃ…」

「どう和泉ちゃん?」






王子様!!(感涙)
流石です!乙女心をもの凄く分かっています!!!!


だけど…






『だけど…、そんな事してもらって良いのですか?
たかが私のために…
皆さんもゆっくり休めなくて次の日の練習に支障が出るかも知れませんし…』

「ふふふ、大丈夫だよ
確かに(興奮して)休めない人が居るかも知れないけど、部屋に居た方が(AVを見て色々するから)体力無くなる人多いと思うしね?」

『そう、なんですか…?』

「(意味分かってないのう)」

「(意味分かってねぇな)」

「(意味分かってませんね)」






なんで体力無くなるんだろう…
あ!もしかしてみんなも密かに怖いとか!!
そうだよね…いくら男子って言っても、私達まだ中学生だし怖い人は怖いよね!






『あの…それじゃあ、お願い出来ます、か?』

「うん」






そう言って笑う幸村部長につられて私も笑顔になる。


やっぱり部長は王子様だなー…











討論会
(ん…?最終的に三人組も一緒?)






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あきゅろす。
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