[携帯モード] [URL送信]





『…………はぁ』






あの二号のせいで…






「それではクジを引いてください」






こんな事になってるんじゃあぁあぁあぁーーーー!!!!






***






「それではクジを引いてください」

「……ッチ、面倒くせぇな」






くそ…
これもそれも、あの担任教師のせいだ!!!!






‥回想シーン‥






「はぁ!?俺が図書委員?!」

「そうだ」






担任に急に職員室に来いって言われて、いきなりあんな面倒くさい図書委員に入れってか!?
マジ意味わかんねぇーだけど。






「なんで俺なんスか?
俺、部活で忙しいんですけどー…」

「お前の先輩でも部活と委員会をこなしているやつがいるだろうが」

「そ、そうですけど!
何で俺がやんないといけないんスか?」

「この前授業中寝てただろう」

「…は?」






それだけかよ!


ありえねぇーし!んなもんで納得出来るかっつーの!!






「寝ているやつなんて他にも沢山いるじゃないスか!」

「それと…
お前、この前の英語のテスト赤点だっただろう?」

「……ゔ」

「英語の基本は文章力、国語だ
だから図書委員に入って国語力を高めてこい」

「はぁあぁ?!!」






どう考えても言いがかりだろ!
俺は絶対やんねぇ!!






「因みに拒否した場合は、お前の先輩達にこの点数バラすからな」






はぁ!?
なんだよそれ!ズルくねぇか!!
職権乱用しやがって!






「それじゃあな切原
サボるんじゃねぇよー」

「…………」






‥回想終了‥






「それでは同じマークの人とペアになって下さい」

「……☆マークか」






とりあえず同じマークのやつを探す。
周りを見ると大半のやつらが既にペアを作っており、俺の目にはキョロキョロしながら周りを見渡している一人の女子が目に映った。






「すみませんー」

『はい?』

「アンタのマーク何スか?」

『あ、☆です…』

「それじゃあアンタが俺のペアだな
俺も☆なんで」






引いたクジの紙をその女子に感情無しで見せる。
大抵の女子は俺がペアなのを知り、かなり喜ぶから感情なんて込めても仕方ねぇしな…


しかし、その女子の反応は俺の予想と異なり…






『あ…そ、うですか…‥』






かなりげんなりとした表情だった。
一目で演技じゃないと分かるほどに




それからペア同士隣の席に座り、委員長みたいなやつのつまんねぇ話を聞いていた。

とりあえず、今日の仕事は資料の整理。
俺達はいらない資料を捨てるだけという意外に簡単な仕事だった。




話が終わるなり、俺達はいらない資料を二人で運び出す。
運びながら、ちょっとした自己紹介を兼ねて俺はその女子に話すことにした。






「なーアンタ、クラスと名前何つーの?」

『私…?
私は3年B組の…――』

「先輩?!」






うわマジかよ!
全然見ねぇ


寧ろ後輩かと思ったぜ。






『名前は櫻井和泉…

……貴方は?』

「俺は2年D組の切原赤也ッス!」

『そっか…
これからよろしくね切原君』






――ドクン―






は、ちょ!やべえ…
この人笑うと超可愛い!!






「…………」

『どうしたの?』






特に口元…
綺麗で、ぷっくりしてて、柔らかそうで、少し小さめ…


この口でフェ○されたらたまったもんじゃねぇよ






「……そ、そうだ!
せっかくペアになったんですから苗字呼び止めません?
俺の事は気軽に赤也って呼んで下さい!!」

『……え


……赤也、君?』

「君も無し!」

『…………赤也?』

「はいッス!
これからよろしくお願いします和泉先輩!!」

『うん(ニコッ)』






やべえって!
その笑顔は反則だっつの!!


ちょっと下が反応してきやがったし…。




それから俺達はまた色々な話をしつつ、いらない資料を全て捨て終わった。
図書室に置いてきたバック等を取りに行こうと、外を歩いていると…






――ザァアァアァ―






「うわぁ!」

『わ!』






急に多量の雨が降り出してきた。






「和泉先輩!
彼処の木に行きましょう!!」

『う、うん!』






俺達は周りに建物が無かったので、一先ず木の下に移動した。
しかし、移動した時には既に2人ともかなり雨に打たれ、髪も制服もびしょ濡れだった。






『うひゃー…
凄いことになっちゃったね…』

「本当ッスね…
だけど微妙に晴れているッスからただの通り雨ッスよ。」

『うん…』






ふと和泉先輩に目を落とす。

髪もびしょ濡れなため、制服にへばり付き…
その制服のYシャツからほのかに見える…


ピンクのブラジャー…




やべえ…






「……先輩」

『ん?どうしたの赤也?』






笑いながら俺に話かける和泉先輩。




やべえ!!






「和泉先輩!!」

『ん?……ってギャア!(//□//)』

「可愛いすぎるッスよ和泉先輩!!」






和泉を抱きしめ、自分の顔を和泉先輩の頭とこすり合わせる。






『い、痛…く、苦し……
あ、かや…離して』

「嫌ッス!」

『ええ!?なんで?!』

「だって和泉先輩可愛いすぎるんスもん!!
俺の下半身ヤバいんですけど!

『え……(チラッ)


ギャアァアァーー!!
離してーー!!!!(//□//)』

「嫌ッス!!
さぁ、早く和泉先輩!!
今なら誰もいないですし、その口で俺の啣えて下さい!!

『なんで?!!(泣)』

「和泉先輩の口エロいんですもん!」

『そんな…
ギャアァアァーー!!なんでチャック下ろしてるの?!!

「善は急げ…スよ?(ニコ)」

善なんてないし!!


いやぁーー!!!!(T□T)』

「あ!和泉先輩!!」






俺がチャックを下ろし、パンツの中から自分のモノを取りだそうとした瞬間、和泉先輩は俺を押しのけ逃走した。






「……ちぇ」






今回は仕方ねぇか…


だけど…






「次は覚悟していてくださいね…和泉先輩?(ニヤ)」











(次の委員会が楽しみだぜ)






NEXT→あとがき

[次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!