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04




『ん〜…もう朝かぁ…』






時間は…
わぉ、なんと12時じゃないスか
今が春休みで本当に良かったわ…‥






『せっかくの休みだし…
買い物にでも行こうかな!!』






春物の服も欲しいし…
ご飯の材料は昨日結構買ったから良いかな?






『んじゃ、着替えよ!』






そして、ベッドから足を下ろすと






――ムギュ―






…………ムギュ?






「フニ゙ャアーーーー!!!!」

『うわっ!ね、猫?!』






じゃなかった…






『ご、ごめんブン太…!!』






足をよけてすぐさまブン太に近寄る。
ブン太を見ると、ブン太はキッと私を睨みつけてきた。






『ゔ〜…本当にごめん!
わざとじゃないよ?』






そう言ってもブン太は機嫌を直してくれず、そっぽを向いてしまう始末…




……相当痛かったんだろうなぁ




そして、はぁ…と溜め息を一つはいている私の隙を見計らったブン太は…






『!?』






ジャンプをして私にキスをした。






――ボンッ―






「ま!これで許してやるよ」

『…………死ねぇーーーー!!!!






***






『( ̄Α ̄メ)』

「悪かったって急にキスしちまって!」

『(メ`З´)プイ』

「もう良いや」

『反省終わり?!』






早いよ、早すぎだよ!
私まだ許してない…よ、ね?


あー、何がなんだか分かんなくなったから、私ももう良いや。






「今日、買い物行くのか?」

『あ、うん。
服とか買いに行こうかなって…
あ、ブン太も服買いに行こ!』

「いや、俺は良いや
金もねぇしな」

『お金は私が出すから。
それに自分の好みの服とかもあるでしょ?』






“私が出す”だって…!
なんかこの台詞だけを聞いてたら、ブン太は私の紐みたいでなんか嫌だな…
(自分で言ったくせに)






『それに…し、下着もいるでしょ?』

「そうだな…
んじゃ俺も行くわ!」

『うん!』






良かった一緒に来てくれて…


もし、買ってきてって言われたら下着買うとき本当に困るし…






『んじゃあ、今から30分後に出かけよ!』

「了ー解」

『…………』

「…………」






え、出て行かないんですけどこの猫






『あのー…ブン太さん?』

「何だよ?」

『出て行ってもらえませんかね?』

「何でだよ?」

『何でって…』






着替えられないんじゃボケーーーー!!!!
それぐらい察してよ!






『き、着替えられないじゃん?』

「何でだよ?
別に着替えれば良いじゃん」






とニヤニヤしながら言うブン太…。


この変態猫め!!





『いやいやいや良くないから、全然良くないから!
とりあえず出 て い け !

「痛てっ!
おま、押すなよ!!」

『出ーてーけー』

「分かったつの!」






ブン太を部屋から追い出そうとしたら、なんとか諦めて部屋から出て行ってくれた。






『疲れたー…』






お父さん、お母さん、お兄ちゃん…
我が家に来たペットは相当手が掛かります。






「渚準備出来たか?」

『だから開けるなーー!!!!』












休日の過ごし方
(とりあえず、デパートに行こ…)







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あきゅろす。
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