[携帯モード] [URL送信]

MAIN-Dream-
05


「...で、なんでその子も連れて行くんですか。」

「仕方ねぇだろー。
まさかトレーニングルームにおいておくわけにもいかねえし。」


はぁ、とわざとらしく溜息をつくバニーちゃんを見た藍が平然と


「自分の身は自分で守れるし、最悪の事態を除いて手を出すつもりはないから問題ない。」

「...だそうだ。いいだろ?」

「駄目だって言ってもどうせ連れて行くんでしょ。」


それの返答は笑顔である。
なんだ、わかってるじゃないか。











「敵。」


藍が指差す方向を見ると見事に暴れているのが目に入る。


「おぉ、暴れてんなあ。」

「さっさといきますよ。」

「おう!!
藍はこの辺で待ってろよ?」


ひとつコクンと頷いた事を確認すると、いつものように敵を捕まえに向かう。












「おじさん!そっち行きましたよ!!」

「おう!!...ッ!!」


取り逃がした敵はまっすぐに藍の方向に向かって行った。




「ッ藍!!!」









(なに?)

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!