ハァ ハァ
チッ
・・・あの二人は確かアルコバレーノ。
最強最凶と恐れられるフリーの暗殺屋リボーンと今はマフィアランドの管理人をしているというコロネロ。
確かあの二人に暗殺の依頼はきていなかったハズだ。
それとも俺のミスか?
まぁ、それはいいとして。
「ただの中学生にアルコバレーノ二人も送り込んでくるとはどこの馬鹿だよ!
アルコバレーノ一人でもお釣りが来るっての!」
「ほー。その、お釣りの来るアルコバレーノから逃げてる奴は何なんだ?」
「ただの中学生です!」
バンッ
「性格に人の脳天めがけて何の戸惑いもなく銃を撃つ奴をただの中学生とは言わないぜコラ!」
「チッ 外したか」
「・・・リボーン」
「何だ」
「聞いていた性格と違うぞ。
人違いじゃないのか?」
「俺もそう思ったがな、身体的特徴は一致している。
…あんだけ毎日のように見せられたんだ。
そう簡単に忘れられるか。
それに、あの銃は家光が10年くらい前に息子に買っていったもんだ。
特注だからな、間違いねぇぞ。」
げ。
特注品だったのかよ。
「10年前っつったら3歳やそこらだろ!
聞いた話じゃ1週間でやめたって聞いたぞコラ!」
「あぁ。そんな昔のことを覚えてるわけがねぇ。
…といいたいところだが、ボンゴレの血統なら何でもアリだからな。
そのころから意識があったのかもしれねぇ。
それとも産まれ持ったマフィアとしての才能か。
それとも・・・誰にも気づかれず練習していたか。
まぁ…やりがいはありそうだな(ニヤッ」
「おいリボーン!任務を忘れてるわけじゃねぇだろうな、コラ!」
「・・・あぁ」
え。
何、今の間。
まさか忘れてたわけじゃないよな;
本当にこいつらアルコバレーノか?;;
「つうか何でてめぇは逃げんだよ。
連絡いってんじゃねぇのか?」
は?
「そうだね。毎回連絡が来たら俺も苦労しないのにね〜。
でも『今日暗殺しに行きます』なんて電話来てもびっくりだね〜。」
「暗殺?何言ってんだコラ!」
「オレガノから電話きたろ?
『使いのものを〜』って。」
―――では、近日中に使いの者をだしますので、彼らの指示に従ってください
「Σはッ!?」
「連絡いってんじゃねぇかコラ!!」
「近日中どころじゃねぇじゃんかよ!
本日中じゃねぇかよ!!
もっと早くに連絡寄越せよ!!!」
っつうか普通に玄関から入ってきてくれてたら俺はこんなに警戒してねぇっつうの!!!!
「チッ 勘違いかよ、メンドくせぇ」
(とりあえず)
(家戻ろうかな・・・)
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