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help!!




「書類終わりました。」

「そこに置いといてくれ。」

「綱吉くーん!!手伝ってー!」

「...どれですか?」


沢田綱吉が赴任して数十日、一体何度目になるのか分からない流れを繰り返す。


沢田は書類の処理が異常に早く、一日のノルマをほぼ毎日午前中で片付けてしまう。

更にその後、松本の締め切り間近の書類の手伝いをさせられる。


沢田曰く、下が遅れると上に迷惑がかかりますから、だそうだ。

松本に爪の垢を煎じて飲ませてやろうかと本気で考えたほどだ。


そして


「それ、再来週までなんでこっち先にやってください。」

「え!?
うわー、本当だー。」


仕事の効率が確実に上がっているので、こちらとしては万々歳だ。


「いつも悪ぃな。」

「いえいえ。」







「じゃあ、今日はもうアガリますねー。」


「あぁ。」

「じゃあねー!」


ニコリと笑いながらお疲れ様です、と言って隊長室を出て行く。
その後、また少し遠くでお疲れ様ですと言う声が聞こえたと思ったら複数人の声が重なり同じ言葉を復唱した。


「綱吉くん人気者ですねー、隊長。」

「そうだな。」

「結構顔広いみたいですよ。まだ日も浅いのに。」

「そうなのか?」

「はい!
この間は廊下で二番隊のと話してたし、その前は四番隊の長閑ちゃんと六番隊の淡雪くん。あとは、十三番隊の遊糸くんと十一番隊の麗ちゃんとも話してましたよ。」


美男美女ばっかりですよね!!と興奮気味に言われるが、他隊の隊員の顔まで覚えていない。














(謎の接点)





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あきゅろす。
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