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出会い



ある日、前日の宴で少し調子に乗って飲みすぎたせいか、二日酔いが酷かったため学校を休んだ。さすがに中身がいい歳した大人であろうとも外見はただの中学生のため、二日酔い特有の頭痛を持ったまま学校に行くわけにはいかないだろうという判断だ。


しかし、思いの外早く治り、昼前には名残もないほどで退屈だったので、昼食と夕食の買出しに向かうことにした。


学校には風邪と連絡を入れたのだが、一人暮らしのため風邪の中買出しに向かっていても何ら不都合はないだろう。










「....重たい。」


買いすぎた。反省はしている。後悔もやっとし始めた所だ。計画を立てずに買い物をしてしまった。
昼食、夕食の材料に加え、昨晩ひらいた宴で消費してしまったツマミも買ったからだろう。

重い重いと思いながら公園を通り抜けようとすると、ベンチに力なく凭れかかっている人影が見えた。

妖だ。

近づいて顔を覗きこむと蒼白で、慌てて肩を揺らした。するとその妖は、すぐにうっすらと目を開けた。


「大丈夫ですか?」











(弱い鳥)





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あきゅろす。
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