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修行の成果。(2010年11月)


拍手、有難う御座いますですっ!!
今月のお礼文はルフィ×サンジです♪(注意!ネタバレです!!)

『修行の成果。』

「てめェは一体何の修行をしてたんだ、
ルフィ〜〜〜っ!!!!」

ルフィが何気なく女ヶ島の弁当を勧めた事で地雷を踏んでしまい、
鬼神の如くの形相で胸ぐらを掴み詰め寄るサンジ。
だが、当のルフィはサンジの怒りなど全く気に留める事もなく、
むしろ嬉しそうにその様子を眺めている。

それもその筈。
2年振りの再会。
サンジと一緒に居られる。
ルフィはそれだけですっごくすっごく嬉しかったのだ。

怒っていても、
サンジはサンジ。
大好きで仕方がない相手。
声が、温度が、確かな存在が。
全部が嬉しくて嬉しくて。
感情そのままに笑顔になってしまう。
満面の笑顔と憤怒の表情。
その奇妙さに、けれどクルーは見て見ぬ振りで、誰一人突っ込まない。
アレは、こういうもの。
触らぬルフィに祟りなし!

「ん?ああ、
説明するよか、試した方が早いな。」
「は?」
質問の形をとったサンジのセリフに、
にっ、と笑うルフィ。
そしてサンジの頬にそっと手を添えると、おもむろに口付をした。

「ん"?!
んん"ん"〜〜〜〜っ??!!///」
「「「「「「「???!!!/////」」」」」」」

サンジはあまりの出来事に怒りも吹き飛び、ルフィを押し退けようともがく。
そんな抵抗も、抱き締めたにゃんこに爪を立てられている程度にしか感じないルフィは構わず続行。
次第にサンジの抵抗も弱くなり、遂にはされるがままになってしまう。

2年振りのキスは永い永い大人のキス。


ようやく解放された頃、
すっかり息が上がり、涙目でへたりと座り込んでしまうサンジ。
訳がわからないまま、ゴシゴシと袖口で乱暴に唇を拭い、
キッと睨み付けると、そこには屈託のない笑顔があった。
「しししっ!
どうだ、サンジ。
ちゃんと上手くなってただろ?」
修行成果をお披露目して、得意気なルフィ。
そのLVupをサンジも喜んでくれたと信じて疑っていない。

………が。
「こンの……あほゴムがァぁ〜〜〜っ!!!」
ドガァッ!!!!
どハデな効果音がピッタリ似合ってしまいそうな程のサンジの渾身の蹴り。
哀れルフィはサニー号のメインマストに叩き付けられてしまった。

「なにすんだ!サンジっ!!
ビックリするだろ!」
重力に従いそのままべちゃっと甲板に落ちたところで、突然の蹴りに文句を言う。
蹴られる理由が判らない。
「うるせェ、話かけんな。」
低く抑えられた声には、腹の底から湧き上がる怒気が含まれていた。
そしてサンジはルフィには見向きもしないで甲板を後にする。



「なんで怒ってんだ?
みんなの前でちゅ〜されんのがそんなにヤだったのか??」
サンジの本気の不機嫌に、
今度はルフィが訳が判らないと首を傾げる。


「(それもあっだろうけど、それ以前の問題だからっ!!)」
「(今回ばかりはサンジくんに同情しちゃうわね。)」
単に気にしていないだけなのか、解っててワザとやっているのか。
人目を全く憚らないルフィの行動を見せ付けられてしまったクルーのそれぞれのツッコミ。

心機一転!
新たな冒険が始まろうとも、
船長さんとコックさんの恋模様は、相も変わらず前途多難のようだった。


とぅび〜こんてにゅ〜?
(2010・11・30)

続きませんので、ご安心を。
って、11月の拍手お礼文を11/30に載せるって……後数時間しかないよ?11月。



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