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鬼灯の冷徹夢小説
曖昧すぎて壊れやすくて
鬼灯×お香

「鬼灯くーん、たすけ・・・。」
今日も地獄で毎日のように日常が繰り返される。
そんな中閻魔様がいつものように鬼灯を呼んだ。

「・・・。」
「鬼灯様?閻魔様が呼んでいるけど、行かなくて
いいのかしら?」
「お香さん・・・というか行くのがめんどくさいです。」

「鬼灯く・・・」

「ほら、行ったほうがいいんじゃない?」
「そのうち聞こえなくなりますよ。」

”そういう問題じゃない”
とばかりにお香は鬼灯を見つめた。

「あの人、毎回呼び出してもやる事が同じなんですよ、大体自分で問題を片付けようと
しないんですよ、このくらいしてやらないと。」

「さすが鬼灯様ね。」
「ただ、私がめんどくさいだけなんですがね、他にも仕事があるので。」
鬼灯のドsな発言に少々後ずさりするも、お香は云々と頷いた。

・・・鬼灯様ってキツイ事言っているけど正論なのよね、
こういう人嫌いじゃあ無いかも。

「何ですか?」
「え、私何か言っていました?」

「いえ、ただ考え事をしていらしたので心配事でもあるのかと。」
「そんなことないわ、ありがとう。」

「ほら、聞こえなくなったでしょ?」


「ホントね。」
二人は顔を見合わせてくすくすと笑った。
そのあと閻魔様の絶叫が響き渡ったという。









この思いは、曖昧すぎて壊れやすくて




そして儚い夢。






end



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