君と私と燕子花
二次
ピ――…ン
正午になり、中に入るとそこには巨大な男の人がいました。それと…
「…あ!」
あれは…メンチさん!?
ほ、本物でしょうか!
「…そんなわけで二次試験は料理よ!!」
まさか試験官だなんて!!素敵です
前に雑誌で美食ハンターの特集をやっていて、それがあまりにもかっこよくて…メンチさんのファンになったんですよ。
(握手とかしてもらえますかね?)
「二次試験スタート!!」
あれ、いろいろ考えている間に二次試験が始まってしまいました。
「豚の丸焼き…」
えーと、グレイトスタンプでしたっけ?ここに生息してるのって。
「あ、いたいた」
受験生達から離れて森の奥の方にいってみると、デカイ鼻の豚を見つけた。これですよね。
タン、と地面を蹴って豚の額に踵落とし。
豚は呆気なく地面に倒れ動かなくなる。
…重そう、運ぶの面倒ですね。
あ、そうだ。
蹴ったらいいのかな?
会場はあっちの方向ですし、その手前ぐらいに。うん、そうしましょう。
ボスッ
豚を蹴り飛ばす。
「ふふふ」
楽チンです。
そのまま私は豚を蹴った方に走って行きました。
「……カタカタカタ」
一部始終を誰かに見られていたなんて知らずに。
「あぁー食った食った。もうお腹一杯」
あのデカイ豚を70頭も…
ここにいる全員が疑問に思ってる筈です。
「豚の丸焼き審査、70名通過!!」
ブラハさんの審査が終わりました。
次はメンチさんの……どんな内容なんでしょうか?
「私のメニューは…」
「スシよ!!」
え?
……す、し?
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