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読み物
中等部の一日
ここは、中等部
校内でも比較的静かな一画である。


「暇だネ…何か面白い事無いの〜シンク??」
「うるさい、興味無いし。大体何でボクに話題を振るわけ?」


シンクは読んでいた本から視線をあげて隣りの席に陣取るマオを鋭く見た。
しかし、そんな視線を気にせずマオは緩い笑みを浮かべて言った。


「ボク達、寮での同室じゃん!仲良くしようヨ♪」
「嫌だね」
「Σ即答なの!?」
「すみません、マオ…シンク」


咎める様に言ったのはシンクと同じ顔の少年。イオンだ。


「うるさいよ…何でお前に怒られなきゃいけないわけ?」
「お、怒ってませんよ…ただ今の言い方は良くないと思って…」
「ふーん…」
「ねぇ…シンク、それ面白い?」
「ひっつくな、フローリアン」


さらにもう一人シンクとイオンと同じ顔の少年が現われシンクの肩に顎を乗せた。
それを煩わしそうに振り払うシンク。
それが楽しかったのか何度も同じ事を繰り返すフローリアン。


「ふぁぁ…おはよう」
「カイル!いい加減起きて!」
「まだ眠いよ…リアラ」
「大丈夫ですか?カイルさん」


新たに教室に入って来たのはカイル、リアラ、アニーの三人だった。


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あきゅろす。
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