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雅治君のお言葉に甘え、歯磨きして部屋に戻った私はさっとメイクをして支度して、再びリビングへ。
片付けを終えたらしい雅治君は部屋のようだ。

迷惑だったりしなかったかなぁ…何にも聞かずにお弁当作っちゃって。貰ってくれはしたけど、押し付けがましいとか思われてないかな?
でも雅治君は嫌ならはっきり言うだろうし、大丈夫…かな。

少しして扉の開く音に目を上げると、真新しい制服に身を包んだ雅治君がいた。

「おー!それが高校の制服なんだ!似合う似合う!カッコイイ〜!」
「…そうかのぅ?まぁ、ありがとさん」

言いながら、雅治君はテニスバッグの中にお弁当を入れた。カッコイイって言葉を言われ慣れてる感じ?きっと実際言われ慣れてるんだろうな。
ていうか、どこかで見たことある制服な気が…。

「そういえば、その制服もしかして…」

ふと浮かんだ疑問を尋ねると、雅治君はニコリと笑って答えた。

「彩葉さんとこの付属じゃよ。立海大付属高校」
「やっぱり!!じゃあ中学も?」
「そうじゃよ」
「へぇ〜!」

立海のテニス部と言えば、中学から大学までものすごく強いって聞いた。
私は中学も高校も公立だったけど、テニス部じゃない私が噂を耳にしたことがあるんだから、きっとすごいんだろうなぁ。

「じゃあ部活も大変なんだろうね。頑張ってね!さて、そろそろ行かなきゃ」
「俺もじゃ」

時計をチラリと見て、鞄を持つと、雅治君もテニスバッグを担いだ。





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