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2 #01
 窓から差し込む光が眩しくて目が覚めた。どうやら今は昼ちかくらしい。夢を見ていた、のか?ふと手を見てみると桜の花びらが一枚、握られていた。これがあるってことは、夢じゃないよな。
 信志は昨日の事を思い出す。冬に咲く桜と、そこに居た少女。真夜中の会話。
 何故カノンはあんな時間に、あんな処に居たんだろう…考えれば考えるほど解らなくなってくる。とりあえず僕は朝ご飯を食べることにした。
 部屋を出て居間に行くと、一人分の食事だけが用意してあった。三人とも、もう出掛けてしまったんだろう。まぁ居ても居なくても相手にされないんだから関係ないが。
 なんて事を考えながら信志は朝食とも昼食ともとれる食事を取った。
 僕はさっさと食事を終えると、暫く悩んだ末、意を決して公園へ行ってみることにした。人通りの多い街中を避け、路地裏を通って行ったからか、公園に着いたのは昼過ぎになってしまったが、そこにカノンの姿はなかった。居たのは子供、そしてその親と思われる大人達。何処を見てもカノンは居ない。

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あきゅろす。
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