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吸血鬼シリーズ

一瞬、独眼の青年と仲良くしないという約束の事だと思い、モヤッとしたが

「某…、佐助と遊ぶ時間が減るのは嫌でござる…」

と言われ、色々な恥ずかしさからボッと顔を赤らめて

「えっ、お…俺様と遊ぶ…?」

「そうでござる…。海だって…政宗殿が行ってたくさん遊んだと聞いた故、佐助に頼んだと言うに…佐助はあまり楽しそうではない上にすぐ帰る…などと…」

そこまで言うと、旦那はポロポロと涙を流し始めてしまう

「うわっ!!ちょ、ちょっとちょっと!!そんな泣くほどの事じゃ…」

「某は佐助と居るだけで嬉しいのに…佐助は某と居てはちっとも楽しそうでない。佐助はやっぱり某が嫌いか?だから某とパートナーになってくれないのか?」

「ち、違うよ!!旦那の事は嫌いじゃない…!!」

「じゃあ、好きか?」

そう聞かれ、一瞬言葉を詰まらせるが
今の状況は正直に話した方が良いと判断し、俺様の本当の気持ちを暴露した

「まぁ…独眼のあいつと仲良くしてると嫉妬するくらいは…旦那が好きだよ」

すると、旦那の顔は一気にパァァっと明るくなり、俺様に思いっきり抱きついてきた

「某も佐助が大好きだ!!佐助!!今すぐ某のパートナーになってくれ!!」

「ちょ…それはもうちょっと待って…」

「えぇ…」

「何するかわからないし…心の準備が…」

「政宗殿に聞けば良かろう?」

「…旦那が教えてくれればいいじゃん…」

「またしっとしたか?」

「…別にぃ」

「佐助可愛いぞ!!」

「ちっこいあんたに言われたくないし!!」

なんて、俺様達はその後もたわいもない会話をしながら
短い道のりをゆっくりゆっくり幸せそうに歩いた

「また来ようね」

そんな約束を交わして…

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あきゅろす。
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