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短編小説@
慶次のお悩み相談室☆(佐助編)
※会話中心です

どーも☆
只今この俺、前田慶次は
素敵な恋を探す旅の途中です!!

「どっかにいい恋はないかねぇ…。………おっ?あそこは…」



「ちょっと旦那ぁ!!今日はゆっくり2人で城下へ買い物に行くって言ったの忘れたの!?」

「あっ、いや…。忘れてなどいない!!ただ、少し気を静めるために鍛錬を…」

「そう言って何時間やってると思ってんの!?もう、本当は行きたくないんでしょ!?」

「そ、そういう訳では…」

「もう、俺様行くからね!!」

「あっ、ま、待た…」

「待たないよ!!どんだけ待ったと思ってるんだか…」

ここは俺の出番ってやつかな♪?

「どーも♪」

「わっ!!誰かと思ったら…前田んとこの風来坊…。……俺様今ものすごーく虫の居所が悪いから、相手するなら覚悟して…」

「ちょ、ちょっと待った!!俺はそういうんで来たんじゃねーんだ!!今、いい恋探す旅に出てるんだ♪だから、良かったら俺が相談に乗ってあげようかと…」

「おあいにく様。俺様そういうのは…」

「まぁまぁそう言わずに♪」

「ちょ、ちょっと!!人の話し聞いて…はぁ…。じゃあ、ちょっとだけだからね」

そう言っていたのは
もうどれくらい前の事か…


「でね!?その時の旦那ったら酷くて『親方様に呼ばれたら断れないでござる…』とか言って!!俺様と大将どっちが大切なんだっての!!……まぁ、大将なのはわかってるんだけどさ…。先に約束したのは俺様なのに…。それでね!?」

というような愚痴を
もうかれこれ1時間近く零していた

こりゃ
そろそろ切ってやらないと
やばいよなぁ…

「で、でも、そう言いながらもあいつに惚れてんだろ?」

「…最近…旦那がわからないんだ。なんか俺様避けられてるみたいな…。どうすりゃいいんだかわからなくてね…」

こ、こりゃまずい…
せっかくのいい恋が崩れちゃいそうだ

「……わかった!!ならこの俺があんた達の恋の仲裁者になってあげるよ♪」

「……いや、でも悪いし…」

「任せなって♪こういうのはほっとくともっと溝が出来ちまうってもんさ!!そんなの嫌だろ?」

「……まぁ…」

「命短し、人よ恋せよってね♪まぁ、俺にどーんと任せておいてね♪さーて、先ずは…」

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