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あとがき
昨年の暮れのこと。
そろそろ新しいお話を…と思っていると、なぜか「起承転結のないお話」というイメージが頭の中に浮かびました。
物語としてはあまり良くないかも知れませんが、とにかく「曖昧で漠然とした」お話が書きたくなったのです。

そこで何の考えもなくPCのキーボードの上に手を置いて、指の動くままにまかせて出来上がったのが、この『時の河』でした。
とにかく起承転結も深い意味も求めず、思いついたままを文章にしてみました。

ちなみに、このお話の原型は、私が高校生の頃に書いた『時の河』という詩です。
題名もそこから取りました。

当初の思惑とは多少ズレて、「起」と「承」くらいにはなったような気がしますが、このお話にはそもそも終わりが無いので、やはり物語として正しくないのかも知れません。

何とも意味不明なお話ではありますが、皆さまに少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。



2008/1/12 水名月 拝.


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