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万華鏡
あとがき
 相模遥一郎、久々の登場です。

 実はこのお話、本来なら春――たんぽぽの綿毛が舞う季節にお届けするはずでした。
 最初に空から降ってきた場面が、風に飛んで行くたんぽぽの綿毛を見送りながら話す遥一郎と男の子の姿だったからです。

 ところが、いざ文章にしようとすると、これがとんでもない難産で、いつの間にかたんぽぽが向日葵になり(←実際『空蝉』の前は『向日葵』という題名でした;)、そうこうしているうちに夏も過ぎて、仕方ないから舞台を初秋に移した次第です。
 話の中に出てくる遥一郎の手土産、本当は梨ではなく桃だったというのは内緒です(笑)。

 ……これからは、遥一郎のことを「甲斐性無し」なんて言えませんね。

 何はともあれ、今回のお話は、皆さまに少しでも楽しんでいただけたでしょうか?


2007/9/27 水名月 拝.
 


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あきゅろす。
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