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猫目堂
あとがき
私の亡くなった祖父は、第二次世界対戦の時に徴兵され、日本兵として戦地へ赴いた経験があります。
祖父はその頃の事をほとんど何も語らないまま、十年以上前に他界してしまいました。

今年は終戦から70周年を迎え、様々な場面で戦争について考えさせられることが多いです。
そういう時、私はいつも亡き祖父の事と、沖縄で出会った白百合のお祖母さんの事を思い出します。

私たちは戦争を知りません。
それはとても倖せなことです。
だからこそ平和の有り難みをきちんと理解し、守っていけたら良いと思います。

この『薔薇の名前』は、色々な思いを込めて書いたお話です。
出来れば『小さな小さなお話』の『黄昏と暁』と併せてお読みいただければ幸いです。


2015/8/20 水名月 拝
(初出 2005年5月)


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あきゅろす。
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