猫目堂
あとがき
皆さま、お久しぶりです。
今回お届けするのは、「3rd. 花束/bouquet」というお話です。
読んでくださった方はお分かりかと思いますが、「1st. 月の光のオルゴオル」に登場したオルゴオル職人の恋人のご両親のお話です。
ちょっとスピンオフ的なお話になりますかね。
物事にはいろんな面があって、私たちが知っているのはその一部分だけかもしれない……。
「真実はひとつ」と言うけれど、本当は『真実』というのは、そこに関わるすべての人の胸の中に、それぞれひとつずつあって、それこそ無数に存在するのかも……。
なんてことを子供の頃に考えていた水名月。
大人になってお話を書くようになってから、なおさらそのことを意識するようになりました。
さて、今回のお話は、皆さまに少しでも楽しんでいただけたでしょうか?
(2013/11/26 水名月 拝)
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