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Delusions ーshort storyー
April snow.(或→菊→←朝?)
或→菊→←朝?な感じで昼ドラテイストなお話。っていうかアルが不憫。←






春疾風が吹く。


ざぁっと桜が揺れ、そして散る。



「まるで4月の雪だな。」


そう言って貴方が隣で微笑んでいたのは何年前の事だったでしょうか?


分かっていた、こうなってしまう事が。


それでも私はにこりと微笑んだ。



「おぉ、綺麗だな!」


今、私の隣にいるのは貴方ではなく――…


一生懸命な所、明るい所、一途に私を想ってくれる所…

共通点は沢山ある、でも私は…


「…俺は、お前の事――…」


ごめんなさい、貴方の事を想ってばかりで。


「…菊、行くんだぞ!」


ごめんなさい、貴方の事を想えなくて。


「…行きましょうか。」


私は何も知らない貴方に微笑みかけた。


これが嘘なのだと、覚られないように。



“貴方の事が、未だに忘れられないのです”…だなんて言ったら貴方は何と仰るのでしょうか?


“…馬鹿だな、お前は。”と仰るのでしょうか?


“…俺もだよ。”…だなんて言われる事は無いのは分かっています。



それでも、確かめたい。



「ごめんなさい――…」

「え?」


とんっ…


「…き、菊?!」


ごめんなさい、貴方の気持ちに最後まで応えられなくて。


今の私には貴方を追い駆けられる程の勇気はない。


「…めんな…さい」

「ど、どうかしたのかい?」


私は貴方の背を追い駆ける事すらできない。


「え…ちょ、何泣いてっ…!」


ごめんなさい、アーサーさん。


貴方以外の方に自ら唇を赦してしまいました。


「菊…」


貴方を忘れられるのなら、どうにだってなれば良いと思っていました。

でも、忘れられない。



別れは貴方と決めた事。


でも、未練に思っているのは私だけなのでしょうね。


貴方を忘れるにはもう暫くかかりそうです。











あとがき的な。

今回は昼ドラテイストに挑戦してみました。
如何でしたか?朝菊好きにも或菊好きにも需要の無さそうな…w←

一応、裏設定的な。↓


菊さん、アーサーと付き合ってます

ある日、上司から「YOU達別れちゃいなよ。」宣言。
菊「え?!」

アーサーと色々検討した結果、別れることに。

朝「俺もそろそろかなって思ってたからさ…」
菊「で…ですよね!済みません、私からこの事を切り出すだなんて恐れ多い…」
朝「幸せにな。」
菊「え?」

その後、まだ引きずってるのにアルから告白。断れる訳ない。

自分の気持ちを偽りつつもアルと付き合ってる。

で、今回のお話。


はいはいはい…サーセンでしたwww雑食が荒ぶった結果がこれだよ!!\(^o^)/←

それでは!



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あきゅろす。
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