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〜記憶と時間と契約と〜
タイムリミット
そして、風を体全体に浴びながら走っていた
姉は段々と違う屋根をわたっていく
姉はこちらを振り向き、心配そうに
「絶対落ちないでね〜」
と、俺に念を押してきた
だが、俺が落ちることよりも気にしていたのは周りの視線だ
屋根をわたっているから、たくさんの人の視線がグサグサと刺さってくる
なので、今まで四回ほどこの通学方法をとっているがいまだになれることができない
そして姉が
「そろそろ降りるよ〜」
といいながら屋根の上から一気に道路まで飛び降りる
そのとき体に衝撃が走ったが姉は、なにもなかったように余裕の笑みで走っている
そして、すぐ、学校が見え始めた
「さあ、いくよ〜」
姉はそういいながら全力でスピードあげ、を学校に向かって一直線にはしりぬけた
風が体にビュウビュウと突き刺さってきたが、そんなことを考える暇もなく俺と姉は学校の前についた
「ほら〜まにあったでしょ?さっさとこうしゃにはいろ〜」
といいながら、姉と俺は校舎の中に入っていった

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