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〜記憶と時間と契約と〜
~エピローグ2/2~
ドスッ・・・
という音が部屋に静かに響いた
それと同時に『いってぇえぇえええ!!!』
という声が放たれる
俺の腹に勢いよく拳が突き刺さってきたのだ
いつものように最悪の寝起き
そしてこんな起こされ方を毎日されているこの俺『崎咲 冬夜(サキザキ トウヤ)』は、いつものごとく勢いよく飛び起きた
『いってぇだろ!いつもいつも腹殴ってきやがって!!!このくそ姉貴が!』
そしていつものように俺は大声で文句をいった
だが姉貴はにっこりと笑って『なに、もう一発殴られたい?』
といってきやがった
相変わらず悪魔のような女だ
『それに冬君がずぅ〜っと寝てるから悪いんだよ?』
姉はそういっている、が
『ふざけんな!まだ朝の五時じゃねぇか!』
そう今は約朝の五時であった
俺の姉はいつもいつもこの時間に起こしてきやがる、確かに両親が離れて気を使ってくれている部分もあると思うのだがどうも納得いかない
『だって〜早起きはさんもんのとくってゆーじゃん〜』
と、子供のような顔でいってきた
『それに〜お母さんもお父さんもいないんだよ?私がしっかり面倒みなきゃいけないでしょ?』
確かに心配してくれるのはうれしい
だが朝五時はいくらなんでも早すぎるだろう・・・
『まあ、朝五時は早いかもしれないけどさ、これを乗り越えてこそいい未来が待っているんだよ〜』
と、姉は姉は訳のわからないことをいっている
まあいつものことだが
だが姉は、俺より足が細くても俺より腕が細くても喧嘩の強さだけは一般男子高生の3倍はあるだろう
毎日あんなの食らってちゃいくらなんでも腹がおかしくなりそうだ
まあ姉の場合はおかしくなったらたたけば直るよとかいって何回も殴ってきそうだが
『じゃあ私はもうねるね〜徹夜したから眠くて眠くて』
じゃあ何で起こしたんだよ!
といいたかったがもはや俺にもそんな気力はなかった
『はぁ〜』
と深いため息をつき俺の一日は幕をあけた




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