〜記憶と時間と契約と〜 落とし物 「さて、と」 俺は立ち上がり教室をでた 「腹減ったしパンでも買ってくるか」 そう呟き、俺は売店に向かって歩を進めた 一端歩くのをやめ窓の外をみる 外をみるとまだ雨が降っている ザァーー、ザァーー と、音をたてながら激しく降り続いている 「雨、やまねぇな」 一人でそういいながら俺はまた歩を進める 少しあるき、売店が見えてきた 「なに食おうかな〜」 と、俺はいいながら食品をみる 「これでいいか!」 そういいながら手にしたのは チョコレートマウンテン とかかれたパンだった 「150円か」 そう呟きながら、俺はレジに向かう と、そのとき売店に落ちているものが目にはいった 「これは・・・」 美奈の財布だ ピンク色の財布にハートのストラップがついている、そして財布の真ん中には星模様が刻まれた特徴的な財布だ [*前へ][次へ#] [戻る] |