あいかわらずな僕ら
3※
倶「…んっ……ハッ!ヤメロっ!またかよ…今日はなンもしね―っつったろ…」
無理矢理引き離して抗議する。
もう2回目だ。
(ほんとは3回目。)
拓「――言った。したら帰るとも言った。もう帰るから関係ないじゃん。」
倶「………」
倶(――ほんとだ!!)
しまったと思ったが時既に遅く、もう告白もしたし、拓巳は開き直っていた。
また強引に口付けてくる。
唇を吸い、歯列を割って入り、舌を絡めとられた。
拓「…好きだ。」
倶「……ハッ……アッ…ん…」
角度を変え口腔を貪られるたび、力が抜けて呼吸が上がっていく。
静かだけど、激しいキス。
倶「アッ……ハぁっ…ちょ……」
舌の絡み合う音が車内に響く。
力がだいぶ抜け、気付けば押し返すために握っていた肩にしがみついていた頃、シートベルトをはずし、リクライニングを倒された。
上体をずらし、その上に覆い被さられる。
なんかヤバいと思いつつも、もう思考回路も麻痺しつつあった。
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