あいかわらずな僕ら
2
『あっち向いてホイ3連チャン大会』は、あっち向いてホイの指差しを3回連続避けなければならない、高度な技だ。
勝敗を早く決めたい時に、陸たちはよく使っていた。
陸と雄介は一瞬目が合う。
アイコンタクト。
広斗、集中攻撃決定。
「ジャンケンポン!!」
雄「あっち向いてホイホイホイ!!」
広「えっ?まっ?…っぶねッ!!」
「ジャンケンポン!!」
陸「あっち向いてホイホイホイ!!」
広「…んあっ!?」
陸「ハイッ!!ヒロト罰ゲームけってェ―――い!!」
雄「イェ――イ!」
陸と雄介ハイタッチ。
広「なんか今、集中攻撃じゃなかったっ???」
陸「んなことね―よ。」
広「いや、ぜっったいにオカシイッ!!」
陸「オカシイのはお前の頭の色だ。だいたい、どっちにしろジャンケン1回も勝てなかっただろ―がよ。」
広「オカシイ、オカシイ!!」
陸「おら、店員来たぜ。」
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