[携帯モード] [URL送信]

あいかわらずな僕ら

そこに、広斗と目が合った通りすがりの倶庵、教室に入って来る。

倶「お――!ヒロトじゃんか―!」

広「あっ、具材――」

倶「だから、食いモンじゃねェっつってんだろがあっ!!」

髪の結んだ部分をぐいぐい引っ張る。

広「いたいいたい―(涙目)」

いつの間にか、赤い羽同盟で仲良くなった2人。

まだ2人とも羽だらけ。

しかし、そんな様子が気に入らないヤツも約1名。

陸「てめ―ヒロトぉ、オレの天敵と仲良くするたあ、いい度胸じゃねェ―か…」

びくっ

広「だ…だってっ、情が移っちゃったんだも…!」

倶「犬かよ!!」

陸「ツッコミのタイミングまで合わせて来るたぁ―……お父さんは、お父さんはっ、そんなヤツとの交際は認めんぞおぉぉぉ!!!」

急に立ち上がって指を指しだす。

雄「そんな!!あなた!!暴力は止めて下さいッ!!」

雄介が止めに入る。

広「お父さんっ!ごめんなさいッ!!この人がっ、この人が好きなのおおぉぉぉ〜〜〜!!!!!」

泣き崩れる広斗。

倶「………」

急に即興のホームドラマが始まったので、倶庵は教室を後にすることにした。




[*前へ][次へ#]

11/28ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!