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「今日ってミラクルデーかも…」
一人呟くカイト。
普段見ることが叶わない、マスターの表情。
【穏やかな寝顔】に【優しい笑顔】。
特に後者の破壊力は異常だった。
思い返すと胸が踊り、同時に鼓動が速くなる。
よたよたと冷蔵庫に歩み寄った。しゃがみ込み、ひんやりした冷蔵庫に額を預ける。
それだけで火照りが冷めるわけないのは判ってた、だけどそうせざるを得なかった。
ふぅ…、とカイトは浅く一息吐き、そして想う。
――またいつか‥あの表情(カオ)、見せてくれるかな……
・fin・
…‥>あとがき
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