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‐p.5‐

「今日ってミラクルデーかも…」
一人呟くカイト。

普段見ることが叶わない、マスターの表情。

【穏やかな寝顔】に【優しい笑顔】。

特に後者の破壊力は異常だった。

思い返すと胸が踊り、同時に鼓動が速くなる。

よたよたと冷蔵庫に歩み寄った。しゃがみ込み、ひんやりした冷蔵庫に額を預ける。
それだけで火照りが冷めるわけないのは判ってた、だけどそうせざるを得なかった。

ふぅ…、とカイトは浅く一息吐き、そして想う。


――またいつか‥あの表情(カオ)、見せてくれるかな……



・fin・
…‥>あとがき



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