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ぴちゃ、ぴちゅ、くちゅ、ちゅ…猫がミルクを飲む時のような水音と、少年の押し殺したような息づかいだけが響く寝室。

十分湿らせ、濡れた恥部を見て男が笑む。

「ふふ。ピンク色。可愛い。」

ちゅっ、と、先ほどまで舐め回していた後孔に口づけを1つ落とし、尖らせた舌をゆっくりと差し込んでいく。
縦横無尽に腸壁を舐め回し、徐々にトロトロに解されていく入り口。
今迄何度もここに男の舌や指を挿入されたが、自分の内部を暴かれるような感覚と、苦しい程の圧迫感にビクンと身体が跳ね、逃げを打つ。
それを見咎めた男に再度、手を膝下に回され、爪痕が残る程力を込める事で必死に耐える。
れろっと舌を抜いた男に安堵の息をつく間もなく、男の長く、細い中指が入り口へと宛てられた。
そのまま、たいした力も入れずに指を押し込むと、慣れたように後孔はつぷりと呑み込んでいく。
十分に唾液を送り、入り口は解れていたものの、中はやはり狭く、中程まで男の指を飲み込んでいた蕾は拒絶するようにぎちぎちと締め付けてくる。

「ひなちゃん、ゆっくり息してごらん。」

甘く優しい声音に、少年はつめていた息を吐き出し、意識して長く息を吸い込む。
少しではあるが、弛緩した身体を見計らい、男は中指の出し入れを始めた。
ちゅぶ、ちゅぷ、っちゅ、と徐々に指の挿入が深まっていく。
小さな身体には辛い圧迫感も、次第に緩和されていき、気付けば人差し指も添えられての挿入になっていた。
少年を気遣い、単純な抽送だけだった指先は鉤状に曲げられ次第に動きを激しくしていく。
苦しいだけのものだったはずが、少年のうっすらと開けられた唇からはどこか甘い吐息が漏れだしていた。

「はぁ、っあ、っ…、ぁん、…っん」

少し浅いところを擦りながら指を抜いていると、陸に打ち上げられた魚のように少年の身体がビクビクビクッ!と跳ねる。

「ゃっ!」

一瞬走った未知の刺激に恐怖し、少年は頭を振る。
それが何か十分に知っている男は、嫌がる少年の身体を押さえつけ、集中的な愛撫を施し始めた。

引き付けを起こしたかのように震え続ける身体。
いやいやと泣きながら悶える身体は、次第にこの刺激が快感である事を認識し始めた。

ローションもたっぷり注がれ、長時間の愛撫により、頑なだった蕾は綻び、完全に男の指を3本呑む込む迄になっていた。

くちゅくちゅと卑猥な水音と艶やかな少年の喘ぎ声が重なる。
時折、少年が身動ぐ事によって生じる衣擦れの音すらもどこか淫靡な雰囲気がする。


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あきゅろす。
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