ロックNO.4410 / 宍戸
「なー、喉乾いた」
今は5時、部活も終り
夕日が部室に差し込んでいる
そんな火曜日のこと
宍戸が言った一言だった
「何で私に言うのっ!」
「だってよー部室に
俺ら2人しかいないじゃねえか」
おごってもらいたいなー
なんて思ってる俺
こんなこと口にしたら白鳥の強烈な
ぐーぱんちがを俺をまっているから
言わないけれど
「まぁ確かに..
仕方ない、優しい彼女が
おごってあげますよっ」
おお!珍しい!
でも自分で優しい彼女って..
「なんか言った?」
「─言ってねぇ」
「んじゃ財布貸すから
私のも買ってきてね
宍戸で開くから」
「?まあ行ってくる」
そんな会話をしてからもう20分経過
自販機の前で財布とにらめっこする俺
─、鍵ついてて開かねぇ
なんで財布に鍵なんかついてんだよ
しかも4桁の数字のやつ
んー、あいつの誕生日は..
1月11日!!
じゃあ0111か?
...開かない
じゃあー電話番号とか?
確か×× - 5035!!
あいつ単純だから電話番号な
気がするぜ!
...やっぱ開かねぇ
やっぱ数字当てるなんて
簡単じゃねぇよ!
─、どーすっかな
こっから部室まで距離あるし
また戻ってくるのも大変だから
出来れば戻りたくねぇ..
「あーもー開かなぜ白鳥っ!!」
「あ、いた宍戸!!
戻ってくるの遅いから来ちゃったよ」
「あ、じゃねぇよ白鳥
お前の財布鍵かかってて
開かないんだって」
「え?言ったじゃない!
宍戸で開くって」
「どういうことだよ?」
ロックNO.4410
(4し、4し、10ど)
(だからーっ4410で開くって)
(宍戸って...4410?
そうゆう意味かよ..)
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