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純情な眼鏡ボーイ / 宍戸


 「私思うんだけど宍戸には、
  眼鏡が必要だと思う!」

 「─はっ?」

 いきなり何言い出すんだこいつ?
 随分笑顔で白鳥がこっちきた
 と思ったけど
 いきなり眼鏡って..
 絶対変なこと考えてるな

 しかし..眼鏡?
 えっ?お、俺視力悪かったっけ?
 あれ俺視力は─、



 1.2だ!
 いや眼鏡いらなくねぇか

 とは思いつつも白鳥はまだ
 何かいいたげな顔してる
 とりあえず話しを聞こうじゃないか


 「な、なんでだよ」

 「うん、理由はね亮は眼鏡が
 似合うと思ったから!」

 いや、白鳥はさ
 こんな突拍子なこと言うやつだって
 知ってたけど..
 さすがにいきなりすぎてだな
 うん、反応に困る



 てか、どんな反応すればいいんだ!



 「だからさっ、ジャーン!
 眼鏡用意しました!
 ってことでかけてみてーっ!」


 「ええぇえ!?」




 ... 




 「やっぱ似合う!
 眼鏡の亮かっこいい!」

 「そ、そうか?けどよ、し、視界が
 ボヤけてよく見えねぇ」

 「すごい似合う!これからずっと
 眼鏡かけて生活しようよ?」




 ─、そ それはさすがに




 

 (だって眼鏡かけたらさ
 はっきり見れなくなっちまうじゃねーか
 俺の大好きな白鳥の顔)


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