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桜舞う

「はぁっ……んぁっ、あん」

突き上げられる度に声は止らない

瞑った目の奥で義孝は誰を想っているのだろう

小綺麗な高岡の顔が浮かぶ

「ぅあっ…や、やだぁ……ん、あっ、ぅう……」

急に抵抗を初めた詠の腰を義孝は逃さないといわんばかりに引き戻す

そして詠に伸し掛かりねちねちと前立腺ばかりを攻めて胸を弄る

「やだぁ……も…や、よ…し…ひぅっ」

思いっきり陰茎を擦られて詠の体は射精に跳ねた

そして義孝も詠の中で爆ぜる

熱い迸りにのけ反るとキスで唇を塞がれぎゅうと力強く抱き締められた

同時に詠の瞳から涙が溢れ出る

身代わりにされた

シーツをぎゅうと握る

嗚咽は漏れなかった

「なに、泣いてるんですか?」

上半身を微かに起こして義孝が詠の頬を撫でて涙を広げる

静かな微笑みなのにその表情はとても恐ろしかった

「今さら、操立てですか?もう遅いです。だって……」

力を取り戻した義孝の砲身が再び詠の内壁を擦る

目を見開いて義孝を見上げれば義孝は淫靡に優しく微笑む



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