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桜舞う

それは詠からは見えないけれど熱く大きい

ビクビクと脈打つそれに体を竦めればグニッと先だけ侵入してくる

「……はやく、好きだと言ってください。でないと…」

ググッと進められた腰に詠は目を閉じた

何て残酷な人だろう

そう思った

「す………好き」

呟くように言ったのは本心だった

「ひぃうう……!!」

背中をのけ反らせる衝撃が体を走る

貫くような痛みとそれを凌駕する快感が体を走り抜けた

「………………嘘つき」

義孝が呟きと共に一気に貫いたのだ

そして詠の体が馴れる前に何度も腰をいやらしく打ち付けてくる

「ひっ、ぐっ…あっ、んっ、あ…あよ…したか…さ……す…きぃ、あっ、あ」

腰を回され何度も激しく前立腺を挫くように突き上げられて詠は慣れない痛みと快楽に泣いた

「あぁっ…義…孝さ、んっぅんっ」

揺さぶられ涙が溢れる視界の中手を伸ばせば義孝は腰を動かしながら目を瞑っていた

目の前が真っ暗になるかと思った

ぱたりと詠の手がシーツに落ちる



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